子どもの権利無視!! 恐るべし密閉空間の暗黒裁判所『松本』
事件の経過
この事件の当事者は父親・鶴見氏(仮名)とその息子、腰原正二郎君(仮名)小学5年生、そして鶴見氏の元妻で正二郎君の母親の里枝氏(仮名)です。
里枝氏は鶴見氏との離婚に先立って、二人の子ども(当時8才と5才)を鶴見氏の下から無断で拉致、引き離しました。
その結果、里枝氏は二人の子どもの親権獲得しての離婚に成功。
親権を濫用し引き離しを続ける里枝氏に対して、鶴見氏は計3度にわたる面会交流調停を行いました。。
しかし里枝氏は何かと理由を付けて、面会を拒否したり、直前で勝手に面会の予定を変更したりして不誠実な態度でした。そのことは父親との面会を楽しみにしていた正二郎君にとって、甚大なる精神的負担を強いていました。
正二郎君は父親である鶴見氏をかねてより非常に慕っており、父親との面会を何よりも楽しみにすると同時に、常々父親と一緒に暮らしたいと思っていました。このことは里枝氏も知っていたことは記録から明らかです。
同時に正二郎君にとって、里枝氏の下での生活は、里枝氏の不適切な養育・強圧的対応等により非常に苦痛でした。
そして意を決した正二郎君は平成22年9月O日、東京の里枝氏の下から逃亡し、長野の鶴見氏の下へ、保護を求めて数百キロの道のりをやって来ました。
書置きを見てそれを知った里枝氏は、正二郎君を連れ戻すべく鶴見氏の下に押し掛けてきましたが、正二郎君により逆に追い払われました。
鶴見氏は正二郎君の希望により一緒に暮らすため、東京家庭裁判所に親権者の変更調停を申し立てました。
これに対し、里枝氏は長野家庭裁判所松本支部に正二郎君の引き渡し請求とその保全処分を求めました。
すると東京家庭裁判所は、この事件は子どもの居住地が管轄になるから親権者変更調停は取り下げ、長野家庭裁判所松本支部に改めて申し立てるように指導してきました。以上がこれまでの簡単な経過です。
問答無用! 子どもの権利無視!司法による強制拉致!!(その 1)
里枝氏の申し立てた子の引き渡し請求保全処分、これはは仮執行宣言付の判決と同じ効果があり、認容されると問答無用で二週間以内に強制執行、即ち執行官による強制的な身柄の引き渡しができることになります。
当時の長野家庭裁判所松本支部の高浪晶子裁判官は、里枝氏のネグレクト・強圧的対応に耐えかねて救いを求めて家出してきた正二郎君の気持ちや考えを一切聞くこともせず、また、調査官による調査もせずに平成22年12月27日、引き渡しを認める審判をしました。
この審判で行われた審問には鶴見氏自ら出頭しましたが、
事前に正二郎君が自分の意向を裁判所で述べたいと言っていることを書面で伝え、当日、正二郎君と共に家庭裁判所に向かう準備をしていました。
ところが、高浪晶子裁判官はこの申し出を拒否!
「裁判所に子どもを連れてこないように」と連絡してきました。
その理由が…
「道中、危険だし、子どもの話を聞く時間が無い…。」
…だって!?
問答無用! 子どもの権利無視!司法による強制拉致!!(その2 )
止むなく鶴見氏は1人で出頭すると共に、答弁書や数々の証拠書面を提出しました。
その中には、正二郎君自身の書いた陳述書、
ふりはた子どもの輝き相談所所長、降旗志郎臨床心理士による正二郎君の心理調査、
アルプス歯科院長、堀内隆雄医師による、正二郎君がこれまで歯科治療を放置されてきたことを証する診断書(歯周病に冒され、根元まで腐っている歯もありました)とネグレクトが十分疑えるという意見書、
耳鼻咽喉科医によるアレルギー性鼻炎が放置されてきたことを証する診断書、
など正二郎君自身の意向を証し、里枝氏のネグレクトを証するに十分な資料があります。また、里枝氏が押し掛けてきたが正二郎君自身が激しく拒絶する様子を撮影したDVDもあります。
しかし、高浪晶子裁判官はこれらの証拠を無視し、正二郎君に対する意向調査、調査官による調査すら実施しないで、里枝氏の不適切な養育を逃れて家出し、父親に救いを求めて来た正二郎君を、国家権力により強制的に拉致して連れ戻すことを認める審判を、平成22年12月27日付で出しました。